僕、未だNOS

バカが一人、金使う

25歳限界無職ラップ

5/30、木曜令和元年2019

厭世的な詩を書くには日常があまりにリアル

猫背に十字架ぶら下げてMOROHAの新譜を聴いている

売れないで欲しかった、ぬるま湯でふやけた

そんな言葉を吐いた半年前

五文銭がいつまでも鳴っていた

現実的に脳髄を揺らした

何もやってねえだろお前

口だけ不貞腐れて夜だけが友達

パチ屋の雑音がうるせえ

通りを帰るサラリーマンの視線が痛え

道を外れクズと言われ期待を裏切り挙句書く詩は呪いのように甘え

口をつく言葉は言い訳ばかり頑張る人を見下し挙句手にした25歳無職の称号

野に放たれた獣のように生きて夢の温度は低下の一途だが諦めるには手遅れレールの切り替え間違え哀れ

何処にでも誰でも吐けるクソみたいな凡庸なボキャブラリに辟易

俺だけに光が差して欲しいどうかください一位指名

信用情報真っ黒、ドクロマーク点滅で綴るリリックは赤っ恥

焦げ付くローン夢の跡の成れの果て

増える未読ライン日々包む吃音

前向きな音楽脳内アラート乱発

将来は見えん現状を誤嚥

むせ返えり胃炎金が無いとは言えん

酒飲んでしか語れない夢なんて無えよ

シラフで語ってまた嘘にするつもりか

頼むからカッコいいセリフは正気じゃ無い時に言え

憧れを自尊心の餌にするな

悦に浸るな忘れるなお前今何してんの?

寝るだけの毎日くだらねえ早く抜け出したい

酒を飲まないのが唯一の救いか

自分の書いた詩に殺されるくらいなら音楽なんて辞めちまえ才能無しどうせ努力も出来ないんだろ?

さっさと辞めろよ聴くだけでいいだろ

お前なんていなくてもメジャー、インディー神曲ばかりだ

お前が積み上げたものと彼らが積み上げたものはかりにかけてみろ

中身ねえ、甘い、世間体に潰されてぺちゃんこ

今年で26歳お前の人生シフォンケーキみたいだな

3年前ならファイティングポーズがとれた

今じゃ贅肉が重すぎて腕すら上がらねえ

路上喫煙禁止条例無視してポイ捨て

過料2000円取られたことねえけど人波の視線が痛え人並みに生きてえだけの影を引き連れ故郷の風が寒い

襟首丸まったTシャツで汗もかけねえ人生の一部みっともなく生きる東京墨田区から杉並区

お願い頼むよもう一度立ってくれ

エモいとか刺さるとかそんなクソみたいな言葉に轢き潰されんな

青梅街道路上にてチャリを止め綴る等身大ありのままの25歳無職

郊外の繁華街、明滅する黒い塊

転職したよ。

趣味を仕事にしたんだ。

どこに行ったって結局一緒で仕事はやっぱりしたくない。多分生れながらADHDだと思うから小さいミスが重なっていつも怒られるし、担当のお客様からもいっぱい嫌われ始めた。

 

あーあやんなっちゃうなー。自信無くすわー。生まれてきたくなんか無かったのに精子だった頃、頑張り過ぎちゃったみたい。

俺のせいで死んだ兄弟たちごめんな!でも生きるってそんな良いことじゃないぜ!

精子だった頃死んで良かったと思うよほんとに!だって一度産まれちゃうと死ぬのもこわいんだもん!

 

生きててだめ、死んでもだめ。

 

 

あーあ、今日も生きた。

 

東京湾から見た夜景の向こうは知らない誰かが擦り減る度に放たれた命の燐光があった

一年近くぶりに徒然と認めるよ。

ツイッターもやってるけどラインを返してない人たちに呟いてるの見られたら嫌だからもう2年ぐらいはまともに呟いていない。

監視社会を携帯一つで顕現できてしまうってテクノロジーが進歩し過ぎるのも考えもんだなってずっと思ってる。

 

会社の新入社員歓迎会だった。今年の新人の子たちはいろんな意味で元気だった。すごいなぁ、先輩たちにあんな振る舞い方ボカァ出来ません。(いろんな意味で)

我ながら性格悪いなーと思うのだけど先輩が今日僕のことをぽろっと使えない奴って漏らしたから荒んでるんです。言われなくてもわかってますよーだ。

 

14年間生きたうちの犬が先週向こうに行った。

向こうに行った晩、最期の挨拶で夢に出てくるかなと思ったけど出てこなかったよ。良くあるじゃん、そういう話。

実家から出てもうだいぶ経って、何年も犬と寝たりしてなかったから寝てたら布団の中に入って来た、とかそういう錯覚じみた感傷に浸ることが出来なかったんだな。

白内障で目が見えなくなって腎臓も悪くなっても頑張ったな。お前はご飯くれる人が好きだったな。僕が泣いてる時は一生懸命励まそうとしてくれたな。目が見えなくなったお前はオヤツが欲しい時はオモチャをプピプピ鳴らして催促してたな。

ごめんな、あんまり会えなくて。ごめんな、意地悪しちゃったこともあったな。

こうやって、大事な事だって書き溜めて置かないと生きてる限り僕らはいつか風化させて忘れてしまうよ。

いつか僕がこの文を読んだ時に思い出せるよう書き残す。

生きているのだ、今日も生きた。

美しい思い出

青森に着くと胸いっぱいにむせ返るような土の匂いが飛び込んだ。

夜露に濡れた草花が僕に染み付いた山谷ブルースのグルーヴ感を洗い流した。

学生時代を過ごした青森という土地。限界集落の現状。錆び付いたトタンが風に踊り、そこにあんなにも美しい人々がいるなんて19歳の僕は知らなかったよ。

みんな元気そうだった。たのしかったなぁ。

帰るのがすごく寂しいんだ。また僕が来た時ここはいつも通りの顔で待っててくれるかな。

東北新幹線は僕を乗せて光年を走る。

今日も生きた。

自己愛の成れの果て

オートロック、新築、エレベーター無しの5階建の5階の我が家。

ベランダに蛾が止まっていた。大きめの虫を今年初めて見た。少し嬉しかった。季節の到来を、命を蛍光灯が轟々と燃やしながら蛾が呟いた。

最近の僕は東京の東、下町にこびり付いた独特のグルーブ感にあてられどうにもむず痒い生活を送っている。

多分もともと人が多いところが性に合わんのねぇ。青森に3年いたけど良いところだったよ。東北の人たちってやたら地元を卑下するんだけど、その実地元に魂を置きっぱなしな感じがいじらしいというか可愛いな、と思う。

あーあラーメン食いてー。金無ぇー。端的に楽器買い過ぎた。自重します。

久々に自炊するから今日も生きた。

 

初夏の風は何処と無くイカ臭い

あんまり人から好かれねえ人間だってのはわかってんだよな。

愛想振りまいて結局誰からも愛されねえってわかってるよ。理由はいつも自己アピールばっかりで人のこと考えない自己顕示欲の権化だからってところかな、まあ今に始まったことじゃないし直したいってずっと思ってんだけど。

多分あんまり俺のこと好きじゃない(上記の理由で)先輩のライブに無理矢理押し掛けたよ。カッコよかった。シビれたよ。どのバンドもすげーカッコよかった。悔しかった。なんで俺バンドしてねえんだ畜生。ライブしてえ本当に。

おセンチになってエモくなんのって簡単だよな。すぐ何かに影響されて触発されてバカみてえだ。だから今日も生きた。